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長期投資をしなければならない理由は株価の値上がりが期待できるからじゃないですよ!

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長期投資=「株価の上昇が期待できるから」ではない理由

 

よく色々なサイトや雑誌で長期投資をしなければならない理由は「株価の値上がりが期待できるから」と紹介されている事がありますが、これは根本的に間違った考えです。

 

特に日本株に関していえばバブル崩壊から30年経っているにも関わらず、バブル絶頂期の38,915円の半値ぐらいまでしか戻っていません。2020年3月19日の終値は16,552円なので半値にもなってないですね。

 

アメリカの株価は順調に伸びていますが、今後日本と同じように経済成長が停滞してしまうかも知れません。個人的にはアメリカの株はまだ伸びるとは思いますが、こればっかりはリスク(不確実性)を伴う事なのでどうなるか分かりません。

 

株価の上昇は今後確実に起こる要素ではないという事なのです。

 

なので(確実ではないので)そこに期待するのも間違っているという事になります。

 

長期投資をする本当の理由

 

長期投資をしなければならない本当の理由は「複利」の効果が得られるからです。

 

この「複利」は皆さんの資産を確実に引き上げてくれます。

 

株価が上がった下がったなんて関係ありません。間違いなく確実に増えます

 

今コロナウィルスで世界的に株価は下がっていますが、私の資産は元本(投資の元のお金)と比にならないぐらい増えています。

 

では、皆さんの資産を確実に増やしてくれる「複利」について学んでいきましょう。

 

例えば、皆さんが銀行に100万円預けたとします。銀行に預けると利息がもらえます。

 

今は銀行の普通預金の金利は0.001%で雀の涙ですが、仮に銀行が毎年10%の金利をつけてくれた時の推移を見てみましょう。

 

ここでひとつポイントですが、金利の付き方には2種類あります。

 

「単利」と「複利」です。

 

ではまず「単利」から見ていきましょう。

 

100万円を預けて10%の金利を付けてくれると最初の年の利息は10万円です。

 

2年目も10万円、3年目も10万円、4年目も10万円、5年目も10万円という風に毎年10万円ずつ増えます。

 

単利の場合、最初の預けた元本にしか利息は乗りません。なので何年経っても100万円の10%の10万円の利息しか発生しないんですね。

 

一方「複利」の場合ですが、1年目の利息は10万円、2年目の利息は11万円、3年目の利息は12.1万円、4年目の利息は13.31万円、5年目の利息は14.641万円となり、徐々にもらえる利息が多くなっていきます。

 

これは何故かというと複利の場合は、もらった利息にも利息が乗るからなんですね。

 

最初の年は100万円の10%の10万円の利息がもらえます。2年目はこの10万円を元本に組み込みますので元本110万円の10%の11万円の利息が乗ります。

 

3年目はもらった利息11万円をもう一度元本に組み込みます。すると元本は121万円となり10%の12.1万円の利息がもらえることになります。

 

では、実際に表で見てみましょう

特筆すべきは10年以上経ったころで

 

10年目 単利 200万円 複利 259万円

20年目 単利 300万円 複利 672万円

30年目 単利 400万円 複利 1,744万円

40年目 単利 500万円 複利 4,525万円

50年目 単利 600万円 複利 1億1,739万円

 

どうでしょうか?増え方が全然違いますよね?複利というのは時間をかければかけるほど、効果が大きくなるのです。

 

グラフでも見てみましょう。

単利と複利では雲泥の差です。

 

長期投資をしなければならない理由は、この複利を使って確実に勝つためです。

 

株式の場合はどうやって複利効果を得るのか?

 

株式の場合、どうやって複利効果を得るか?という事なのですが、株式の場合はもらった配当金でその株式を買い増しする「再投資」をすれば、株数(元本)が複利で増える事になります。

 

そして一度積み上げた株数は絶対に減らないという事です。皆さん貯金していて、一万円札の枚数が減っていく事ってありますか?ありませんよね?それと同じで一度積み上げた株券は絶対に減りません。

 

だから確実にお金を増やそうと思ったら、株数を増やしていかなければならないのです。

 

投機の様な売買差益で儲けるようなやり方では、一瞬の輝かしい成績を収められるかも知れませんが、株を手放してしまって配当金が得られなくなる事から複利効果は得られなくなってしまいます。

 

複利の効果を得るためには株をずっと保有し続けなければなりません。だから長期投資しなければならないのです。

コメント

  1. […] […]

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