資産運用で勝つためのルールは「長期投資」「分散投資」を守る事なのに、多くの人はこれが出来ません。
たった2つの事が守れないんですね。なので多くの人は投資で失敗します。とにかく人間はルールが守れないんですね。
では、何故ルールが守れないのか?という事を分析する必要がありますよね。
まず、「投資」と「投機」の言葉の違いから知る必要があります。
「投資」というのは、長期的に利益を出すもの
「投機」というのは、短期的に売買を繰り返して利益を出すもの
と解されてます。なので長期投資っていう表現もちょっとおかしくて、投資はそもそも長期でやるものなのです。
しかしながら、多くの人は『「投資」=短期的に売買を繰り返して利益を出すもの』と思っています。まずここで一つの勘違いが生じでいますね。「投資」と「投機」がごちゃまぜになっています。
また、投機にはギャンブル的、マネーゲーム的な要素がありますので初心者が手を出したら、やられるのは当たり前です。
そして、短期と長期の境目はどこにあるのか?という事ですが、実際には明確な基準はありません。しかしながら、投資の神様ウォーレン・バフェット氏は次の様に言っています。
「10年間株を持ち続ける勇気がないなら、10分でも株を持とうなどど考えるべきではない」
つまり、バフェット氏はひとつの基準として10年以下は投機、10年以上は投資と考えている様です。しかもバフェット氏は「理想の保有期間は永遠だ」とも言っていますので、一度買った株は一生持ち続けたいと思って株を買っている事でしょう。
最低10年という事を知らないと、初心者は2~3年保有しただけで「結構長く保有した」という感覚に陥ります。そして、取るに足らない利益で「もうこのあたりで儲かっているうちに利益を確定してしまおう」と言って売却してしまうので長期投資になりません。その後「複利」で得られるはずの利益をいとも簡単に放棄してしまう訳です。
「複利」についてはこちら→2020今年こそお金を増やしたい人必見!これを知れば誰でもお金持ちになれる!?
また「複利」はすぐには増えません。効果が出るまでにやはり最低10年、さらに20年、30年となってくると真の効果が表れます。
しかしながら、人はそこまで待てません。ゆっくりお金持ちになる事が下手くそなんですね。
「なんかこのやり方かったるいな。もっと手っ取り早く儲ける方法はないかな?」という事で、お金持ちになる事を焦り、または手っ取り早くお金持ちになろうとして、ルールを無視して投機に走ります。
株価のチャートを分析したり、高度なテクニックを使って市場を出し抜こうとしても、プロのトレーダーやアルゴリズム(コンピュータープログラム)が相手なので、たちまち皆さんの資産が喰われていってしまう事必至です。そもそも皆さんと彼らでは資金力が全く違います。
初心者の皆さんが簡単に利益が出せるほど投機の世界は甘くはありません。
試しに一度少額でFX(外国為替証拠金取引)でもやってみると良いでしょう。いかに投機が難しいかという事が良く分かるはずす。
したがって、皆さんが確実にお金持ちになろうと思ったら「長期投資」「分散投資」のルールを忍耐強く守る必要があります。
明治~昭和にかけての投資家、本多静六氏は次の様に言っています。
「手っ取り早く成功せんとするものは、手っ取り早く失敗する人である。真の成功に速成もなければ、裏道もない。あせらず怠らず、長い道を辛抱強く進んでいくより他はない」
つまり、資産運用で勝つコツは「忍耐、忍耐、忍耐」なのです。もし皆さんが今から資産運用を始めたり、または過去に失敗してしまっているのであれば、長期的なスタンスで資産運用に臨んでみて下さい。
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