今日の内容は初心者には全くお勧めできない内容なので、何となく理解して頂ければ結構です。
間違った使い方の情報が蔓延していたので、少し解説させて頂きます。
VIXとは?
投資を勉強してるとVIX(ヴィックス)というのをちょくちょく耳にする事になると思います。
VIXとは「Volatility Index」の略で、基本的にはS&P500の逆の動きをします。
つまり、S&P500指数が上昇すればVIX指数は下がり、S&P500指数が下落すればVIX指数は上がります。
S&P500指数が暴落した時に、VIX指数は跳ね上がる事から「恐怖指数」と呼ばれています。
では、まずVIXの値動きを見てみましょう。
これは「国際のETF VIX短期先物指数」という商品の5年チャートです。
見て頂くと、ほぼ一方的に右肩下がりなので、私が常日頃から推奨している長期保有には全く向いていません。
それもそのはずです。S&P500は長期的に見れば右肩上がりなので、VIXは右肩下がりになります。
VIXの使い方
一方的に右肩下がりをしてしまうVIXをどう使うかという事なのですが…
今度は直近の1年のチャート確認してみましょう。
アメリカでコロナウィルスが流行り始めた2020年3月頃に、それまで5,000円程度で推移していた価格が、一気に25,000円を超えてきています。
つまり、何とかショックみたいにマーケットがクラッシュした時にVIXは跳ね上がりますので、この時に売却する訳です。
売却した時、つまりVIXの価格が跳ね上がった時にはS&P500指数は暴落している訳ですから、売却して得られたお金でS&P500インデックスファンドを購入すれば、たくさんの口数が買えます。
一般的にはポートフォリオの内、債券を何%か保有して、株が下がれば債券価値が上がりやすくなりますので、その時に債券を売却して株を購入するというのがセオリーですが、VIXはこうした債券を利用した場合より効果がで大きいです。
でも基本的には積立て
でもいつ何とかショックが来るかは分かりません。
長期投資と同じように、一気にドンっと購入してしまうと、その後ぐいぐい下がっていったときにクラッシュしてもさほど利益が得られないという事もあり得ます。
なので、マーケットが強気の時に少しずつ積立てを開始して下さい。
「マーケットが強気の時は慎重に、マーケットが弱気の時は大胆に」です。
チャート的には上記の商品で一口6,000円を切ってきたら積立て始めても良いかと思います。
そしてマーケットがクラッシュし、大衆が戦々恐々としている時に一気に売却して、その代金を別の商品(S&P500インデックスファンドで構いません)に充てて下さい。
とはいえ、最初に言った通り初心者ではちょっと難しい内容になりますので、個人的には全然債券で良いかと思います。
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