負けない様にやっているつもりなのにどんどん負けてしまう
負けたくないという思いが強すぎて、どう投資をしても負けてしまう方が多いです。
そしてそういう方は往々にして「自分にはセンスがない」と諦めてしまいがちです。
でも、それはセンスの所為じゃなくて、単純にやり方が間違えてるんですね。
負けるパターンを知りましょう
負けたくないという思いが強く、自分が保有している株なり投資信託がマイナスになったら購入を控えるという方がよくいらっしゃいます。
でも、株価が高い時だけ購入していると平均取得単価が高くなり、それ以上にならないとプラスにならなくなるので不利です。
逆に下がったら買い増しする「ナンピン買い」という手法があるのですが、リーマンショックや今のコロナショックみたいなことが起こると底なしに下がっていって、本当に底を迎えた時に既に資金が尽きてしまって身動きが取れないという方も良く見受けられます。
途中で資金が尽きてしまうと、一番底を掴むことが出来なくなります。
「なら底を狙って買いにいけば良いのではないか?」考える方もいらっしゃいます。
ちょっと勉強すると「トリプルボトム(逆三尊)」なんていう言葉も聞くかと思います。
これはチャートのパターンで三回同じような価格で跳ね返された場合、それは底を迎えてこれから上昇に向かう可能性が高い事を意味します。
しかしながら、Aの地点まできて逆三尊を確認した場合、既に一番の底を逃している事になります。
なので底を掴むというのもすごく難しいのです。そして初心者は底を逃したことでなかなかエントリーが出来ず「もう一回底が来ないかな?」と2番底を待ちますが、とうとう株価はみるみる上がっていって結局エントリー出来ず仕舞いなんて事は良くあります。
①価格が下がった時は買わない
②ナンピン買いをする
③底を狙って買おうとする
これは負ける典型的なパターンです。
失敗を回避する投資法とは?
価格が安い時に買った方が良いのにナンピン買いや底を狙うのはダメなのか?じゃどうすればいいんだ?という話なんですが、まず、ナンピンや買いや底狙いは上手くいくときといかない時があって、全ては運次第なんです。もし儲かったとしても、結果的に運良く勝てたに過ぎません。プロでも明日株がどうなるかなんて読めないんですから。
投資が運に左右されるようであればギャンブルとそう変わりません。「ハイ&ロー」みたいな勝負をしてはダメなのです。
では、誰がやってもギャンブルにならない、運に左右されないやり方というのはどういうものかと言うと、毎月とか毎週、毎日など、一定期間に一定額を積み立てるという「ドルコスト平均法」という手法です。
ドルコスト平均法とは?
それってナンピン買いと何が違うの?と思った方もいらっしゃいますが、ナンピン買いは下がった時しか買いません。計画的な買い増しではないため、株価が底なしに下がっていく場合は途中で資金が尽きる事が良くあります。
一方、ドルコスト平均法は計画的に一定額を積み立て行きますので、途中で資金が尽きる事はあまりありません。逆三尊の間もずっと買い続けますので、底を逃す事もありません。
この様に計画的な積立てで確実に底を掴むとことができるのがポイントです。
逆に上昇局面でもメリットはあります。「株が下がった時に買おう」と思っていても、みるみる株価が上がっていってしまって「最初のタイミングで投資すればよかった」となってしまうケースもあります。
そんなときもずっと一定額を積立てしていますので、株価が低い時から買ってしまうので、高値掴みを避ける事が出来ます。
なので初心者はこの「ドルコスト平均法」で毎月、毎週、毎日など一定額を積立てしていって下さい。上がろうが下がろうがとにかく積み立てるのがポイントです。
まとめ
①「高い時しか買わない(マイナスの時は買うのを控える)」「ナンピン買いをする」「底値で買おうとする」はギャンブル(運)の要素が大きく失敗が多いパターンである。
②「ドルコスト平均法」で運の要素を下げる事が出来る。計画的な積立て投資を行う。
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