投資をする上で複利は最強である
複利運用が最強である事は歴史が証明しています。
まずは実際に証明された例として投資の神様ウォーレン・バフェット氏の資産の推移を見てみましょう。
とあるツイッターの画像を拝借させて頂きました。
50歳を超えたぐらいからものすごく資産が増えている事が分かるかと思います。
恐ろしいのはその単位です。Bilions=億ドルになっていますので、左の単位で10は10億ドルを指し、1$=100円なら1兆円になります。
2019年は83億ドルなので、1$=100円なら約8兆3,000億円という事になります。
しかもこれだけのお金をたったの一代で築き上げたのです。
何故こんなに増やせたのか?これはまさに複利の効果に他なりません。
投機的(短期的な売買で利益を出す方法)なやり方ではここまで資産を増やす事は出来ません。
複利の効果のおさらい
では、もう一度複利の効果についておさらいしてみましょう。
金利の付き方には2種類あります。
単利と複利です。
元本(元のお金)100万円を単利、複利それぞれ10%で運用した時の推移を見てみましょう。
1年目は共に110万円ですが、2年目以降はすこしずつ複利の方が増えていきます。
何故かと言うと、単利は何年経っても最初に預けた元本だけに利息が乗るのに対して、複利はもらった利息にも利息が乗るからです。
計算式で言うと単利は
100万円×10%=10万円が毎年利息として乗るので、
100万円+10万円+10万円+10万円+…となります。
複利の場合は
100万円×10%=10万円でこれを翌年の元本に組み込みます。
次期は(100万円+10万円)×10%=11万円、再度これを元本に組み込みます。
次々期は(110万円+11万円)×10%=12.1万円となります。
計算式だと
100万円×110%×110%×110%×…となります。
足し算とかけ算ではどちらが増え方が大きいか?考えるまでもないですね。
複利の効果を得るためには時間が必要
この複利の効果を最大限に発揮するためには「時間」が有効な要素になります。
もう一度上の表を見て頂いて10年目、20年目、30年目、40年目、50年目のところを見てみて下さい。
単利
10年目 2,000,000円
20年目 3,000,000円
30年目 4,000,000円
40年目 5,000,000円
50年目 6,000,000円
複利
10年目 2,593,742円
20年目 6,727,500円
30年目 17,449,402円
40年目 45,259,256円
50年目 117,390,853円
どうでしょうか?10年目の時点ではそこまで大差ありませんが、20年、30年と経過するとすごい差になってきます。
グラフに示すとこんな感じです。
単利(青)と複利(赤)では恐ろしい程に差が開いてしまいます。
複利の赤線の方は先程のバフェット氏の資産の推移のグラフと似ていますね。
ポイントは最初に言った通り「時間」です。
いくら複利と言ってもいきなりは増えません。
時間はかかるものの、確実にお金持ちになれる方法なのです。
お金を増やす事を急いではいけません。でも、資産運用は今すぐ始めるべきなのです。
遅く始めれば始めるほど、時間という最大の武器を捨てている事になるのです。
まとめ
複利を使う事で誰でも確実にお金持ちになる事が出来ます。
しかしながら多くの人たちが手っ取り早くお金持ちになろうとし、投資のルールを無視して、投機的な売買に走りがです。そして多くの人たちがお金を失います。
人はゆっくりお金持ちになる事が下手くそです。頭では分かっていても、結果が出ない事に焦り、自分の資産をこねくり回したくなってしまいます。
バフェット氏は次の様に言っています。
「リッチになりたければ、財産を複利で運用する必要がある」
自分の資産をこねくり回したくなったら、この言葉を思い出して今すぐ取引を停止して下さい。
資産を売ってしまったら、複利が働かなくなってしまいます。
真の成功には近道も裏技もないのです。ゆっくり焦らず、確実にお金持ちになれる方法を歩んで下さい。
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