せっかく10万円もらえるなら投資を初めてみたい
コロナウィルスによる経済対策として、特別定額給付金10万円の給付が順次始まります。
この10万円で投資を初めてみたいという方も少なくなのではないでしょうか?
でも株価は底を抜けちゃったし、投資するタイミングはちょっと過ぎてしまったのではないか?と考える方も少なくありません。
でも実際にはそんな事を一切気にする必要もありません。株価は底からだいぶ復活しましたが、まだまだコロナウィルスが蔓延している事から2番底(更なる大きな底)も全然あり得るからです。
じゃ一体いつ投資をしたら良いのか?という話なんですが、実は投資のタイミングを一切気にしなくてもよい投資方法があるんですね。
初心者によくありがちなのが、「一番安いところで買って、一番高いところで売る」という夢の様な事が出来てしまうと妄想してしまう事です。逆に「一番安いところで買って、一番高いところで売る」事が出来ないから投資はしないなんていうのも良く聞きます。
初心者がいきなり大儲けしようとか、手っ取り早く儲けようなんて考えるから、リスクの高いやり方になって自分の資産を危険に晒すのです。
初心者はそんな事はしようとせず、「平均」を取っていくべきなのです。
初心者が平均的な成績を残すためには
例えば今回もらえる10万円をドンっと一気に突っ込んでしまった場合、その後2番底が訪れたら、「もっと後に投資すれば良かった」となる訳ですが、かと言って底を待ってたら、もう通り過ぎちゃっていつまでもエントリー出来ないという事も往々にしてあります。
では株の取得の単価を平均化させるためにはどうすればよいでしょうか?
それは毎月とか毎週とか毎日とか一定間隔で一定額を積み立てるという方法です。
例えば毎月10,000円、毎週2,500円、毎日500円とかそんな感じです。
一定間隔で積み立て投資をするとどの様な効果が得られるかというと…
例えば皆さんが今からこの投資信託に投資する予定で予算が12万円あるとします。
最初の1月の時点で12万円を投入すると、12万円÷10円=10,000口買えます。12月には一口5円まで落ちていますので、評価額は6万円となり、マイナス6万円です。
では、毎月買っていくとどうなるかというと、毎月一口の価格は下がっていくものの、同じ10,000円で買えた口数は多くなっていきます。
最終的に27,123口買えていて、一口5円なので135,615円となりプラス15,615円となります。一口の価格は最初の半値までしか戻っていないのに不思議ですね。
これは買うタイミングをずらして平均を取っていたからです。
一気にドンって払うと、その後に下がった時にプラスに転じるまでに時間がかかってしまいますが、毎月毎月買っている人は下がった時はたくさん口数が買えるので、プラスに転じる間に時間はかかりません。
多くの初心者がやりがちな買い方
ところが多くの方はどういった買い方をするかというと…
株価がプラスに転じているピンク色の部分の時に買おうとします。
そうすると平均取得単価が高くなりますので、、図で言うと10(オレンジの線)よりも上に行かないとプラスになりません。
上の図の様に下がった時もずっと買う事で平均取得単価が下がり、0以上ならプラスになります。
マイナスの時に買うのは何となく不利なような気がしますが、こういった時に買わずに株価がプラスの時だけ買っていては平均取得単価が上がってしまい不利になります。
株価は常に上がったり下がったりしていて、株価の底値がいつ来るかなんて分かりません。なのでこういった機械的な買い方は非常に有効なのですね。
こういった買い方を「ドルコスト平均法」と言います。
特に初心者は大儲けしようとせず、平均値をとっていって下さい。
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