投機と投資
よく雑誌とかインターネット、テレビの情報ですぐに儲かる方法を探している方をよく見かけます。
「今年こそ億り人になる」「テンバガー(10倍株)の見つけ方」「最強株」「株主優待」「20XX年株大予想」など、雑誌やインターネットを見るとすぐお金持ちになりたい方にとって興味をそそりそうなタイトルがわんさかあります。
しかしながら、これらの情報は雑誌やインターネットの記事を見てもらうために、そそりそうなタイトルや記事で人を惹きつけているに過ぎません。
本当の正しい投資手法は、週刊誌の様にコロコロ変わりません。もっと普遍的なものなのです。
ところで、皆さん「投資」と「投機」っていう言葉の違い分かりますか?
「投資」は聞いたことがあっても、「投機」ってあまりなじみがないですよね?
実はこの2つは似ている様で全然違います。
Wikipediaには次のように書いてあります。
投資( investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す。
投機(speculation)とは、短期的な価格変動の目論見から、利益を得ようとする行為。
簡単にいうと、投資というのは将来お金を生んでくれるものにお金を注ぎ込む、お金にも働いてもらう。投機というのは売買差益で儲ける、という事になります。
実はほとんどの人が投機をしている
皆さん株というと、安く買って高く売って、その差額で儲けるのではないか?と思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
でもそれって投資じゃなくて投機なんですね。
実はこの投機、素人や初心者がやると非常に危険なのです。先ほどの雑誌やインターネットに書かれている内容というのは、ほとんど投機的な内容です。10倍株なんて10倍になったら売って利益を出しましょうって事なので売買差益で儲ける訳ですから投機なのです。あの手の雑誌やインターネットの記事を見て資産運用を始めると大抵負けます。
投機の場合、プロでも勝率6割程度と言われていますので、素人や初心者がやれば当然負けます。ましてや資金力が全然違いますので、お金が飲まれて市場からフェードアウトするハメになるのがオチです。
お金持ちになる人は投資で儲けている
お金持ちは投機はしません、投資でお金を儲けています。何故なら、投機は単純に勝ち負けは50%であるのに対して、投機は時間さえあれば100%勝てるからです。
お金持ちほど危ない橋は渡らないのです。
時間さえあれば勝てる理論は「複利」という概念を理解する必要があります。
複利についてはこちら→お金を爆発的に貯める唯一の方法
この複利を使う事で、時間こそかかりますが、確実にお金持ちになれる事が出来ます。
複利を活かすためには、お金にお金を生んでもらう必要があるので、必然と投資になります。
投機は売買差益で儲けるので、複利の効果は働きません。
長い目で見ても、歴史的に投機は複利運用に勝てない事が立証されています。
投機は一瞬の輝かしい成績を収められるかも知れませんが、その輝きも長くは続かないのです。必ずいつかはつまずきますので、トータルでは儲からないのです。
まとめ
①雑誌やインターネットを見ても有益な情報はないので、それを見て投資(実際は投機)をすると大抵負ける。
②投資と投機の違いを知る。お金持ちは投機はしない、何故なら勝率が低いから。
③お金持ちは複利でお金を増やすので自然と投資になる。複利は時間さえあれば誰でも勝てる。
具体的に何にどのように投資していくかは、私の他のブログを見て頂ければ載っていますので、是非探して見てみて下さい。
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