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資産運用・投資【暴落時には投資しない方が良いのか?】

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暴落時には投資をしない方が賢明なのか?

 

コロナショックで世界的に株価が下がる中、今は投資を始めるべきではないと考える方が多く見受けられます。

 

果たして本当にそうなのでしょうか?一度常識を疑ってみる必要があります。

 

洋服を買うときはどうなのか?

 

例えば皆さんが今から洋服を買いに行くとしましょう。

 

同じ洋服だったら値段が高い方が良いですか?それとも低い方が良いですか?

 

同じものなら言うまでもなく安い方と答えるでしょう。

 

あえて高い値段の洋服を買いに行くなんて事はしないはずです。

 

では株を買うときはどうでしょうか?安い方がいいですか?高い方がいいですか?

 

常識的に考えれば安く買って高く売れれば儲かる訳ですから、安く買えた方が良いはずです。

 

でも実際は最初に話した通り、株価が暴落した時は何故か「今は投資すべきではない」考えてしまう訳です。そして株の場合はあえて価格が上がってから買おうとします。

 

不思議ですね。洋服は安いものを選んで買うのに、株価が安い時は買わない。

 

特に何とかショックが来た時は株のバーゲンセールみたいなものなのです。にも関わらず多くの方が投資から逃げます。

 

この矛盾に気付かなければなりません。

 

暴落時に株が安く買えたとしても、そこからもっと下がるかもしない

 

株価が下がった時に株を買ったら、その後にもっと株価が下がってしまったという事も十分あり得ます。

 

ではこんな時にどの様に対処したら良いでしょうか?

 

そこで分散投資の登場となる訳なんですが、分散投資のひとつで「ドルコスト平均法」ってご存知でしょうか?

 

これは一気に大きなお金を突っ込むと危険が大きくなるので、投資時期を分散し、平均値を取っていきましょうという時間分散のひとつの手法です。

 

例えば、皆さんが今から一年間投資する予定で予算は12万円あったとします。

 

これを最初のタイミングで一括投入した場合と毎月1万円を12か月積立て投資した場合を比較してみましょう。

上の表はある投資信託の一口当たりの口数の推移が示されています。

 

最初の1月は一口10円で、そこからみるみる価格は下がり始め、9月には最低の一口2円まで落ち込みます。その後最後の12月に5円まで回復するという仮にこういった値動きをする投資信託があったとします。

 

表では今後の値動きは分かっていますが、実際のところ最初の1月の時点では今後どうなるかは分かりません。

 

では最初の1月に12万円を全投入したとします。一口10円なので120,000円÷10円=12,000口買えます。

 

その後投資信託の価格はみるみる下がり始め、9月には最低の24,000円(12,000口×2円)まで下がります。

 

最終的には一口5円まで回復するので12,000口×5円=60,000円でマイナス60,000円です。相当凹みますよね?

 

では毎月1万円ずつ買っていった場合はどうでしょうか?

 

1月は一口10円なので10,000円÷10円=1,000口買えます。

 

その後、投資信託の価格はみるみる下がりますが、同じ1万円で買えた口数はどんどん増えていきます。1月1,000口、2月1,111口、3月1,250口、4月1,429口…

 

一番下がった9月には5,000口買えています。

 

最終的には27,123口買えているので27,123口×5円=135,615円となり、プラス15,615円となります。

 

不思議ですね。でもこれは価格が安い時も買っているというところがポイントで、安い時にたくさん口数を積み上げているので、ある程度価格が戻ってきたらお金が増えている状態になります。

 

あくまで株価がどうなるかなんて分からないので、そういった時に毎月一定額の積立て投資は有効な手段となります。

 

よく似た方法で「ナンピン買い」という方法があります。

 

これは例えば100万円で株を買って、そこから株価が半値(50万円)まで落ちたとします。その時にまた100万円投資すれば、所得単価が75万円になるので、平均取得単価が抑えられるという手法です。

 

でも、下がるたびに無計画に積み増ししていくと、一番下がった9月の前に資金が尽きてしまうという事がザラにあります。一番安い時に買えなくなってしまうんですね。場合によっては「地獄のナンピン買い」と言って底なし沼の様に株価が下がっていくこともあります。

 

対して「ドルコスト平均法」は決まった額を一定額積み立てていくので、一番安くなった時に資金が尽きてしまうという事が避けられます。

 

積立てに計画性があるかどうかという違いがありますね。当然皆さんにはナンピン買いはお勧めしません。必ず毎月決まった額を積み立てて下さい。

 

これで株価が下がった時の心配はしなくて済みます。

 

まとめ

①株価が暴落した時は株を買わない方が良いという常識を疑う。

②服を買うのも、株を買うのも安い時が買い時。

③株価はどうなるか分からない。いつ何時何とかショックが来るかも分からない。毎月一定額を計画的に積み立てる事が重要。

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