損切り出来ない人は負けるのか?
よく雑誌やインターネットを見ていると「損切り出来ない人は投資で負ける」なんていうのを見聞きします。
そして「損切りしてるけど、損切ってばっかりで全然勝てないじゃん」って思っている方も多い事でしょう。
が、損切りをしなければならないやり方自体ナンセンスです。
ちなみに私は損切りというものをしたことがありません。
何故、損切りができると勝てると言っているのか?
損切りができると勝てると言っているのは、プロスペクト理論で言われている様に、人間は利益は確実に取りに行くのに対して、損失はいつまでも確定させないでいようとする性質によるものです。
つまり、利益を出す方はちょっと利益が出ると利益確定し、損失が出た方は「すぐに戻るかも知れない」「もうちょっと待ってみよう」などど言っていつまでも対象を保有したがる傾向があり、損失を放置したばっかりに、損失が広がっていく可能性が高い事を意味します。
損したくないという感情は人間の本能的なものなので、頭では分かっていても避けられない事なのです。
なので、その本能に逆らって「損失は浅いうちにさっさと損切りしてしまいましょう」と言っている訳なのですが、これがなかなか上手くいきません。本能に逆らわなければならないですからね。
実際は損切り地獄でジリ貧になっていく
例えばFXをやる際に、外貨を購入する際、指値注文(例えば110円になった売ります)とか逆指値注文(例えば90円になったら売ります)を同時に入れ、仮にマイナスに進んでも(逆指値注文が成立しても)傷が浅いうちに、逃げれるなんていうのを見聞きしたことがあるかも知れません。
しかしながら、そもそも相場(チャート)を読む事は難しい上、何かの経済指標の発表や誰かの発言や行動で一瞬相場がマイナスに転じてしまい、逆指値注文が成立指定しまう、なんて事が良くあります。
しかも、こういった事は幾度となく起こるため、仮に損切りが出来ていたとしても全然儲からないのです。どんどん村議られてマイナスになっていきます。
損切りなんかしなくても良い
投資の基本はバイアンドホールドの複利運用です。
仮に皆さんがどれだけ上手く損切りが出来て、利益を出せたとしても、所詮複利運用には勝てないのです。
悲しいですね。せっせと売り買いしても、買ったままずっと放置している人に勝てないのですから。
先程も言いましたが、私は損切りをしたことがありませんし、しなくても十分な財産を築いています。
したがって、損切りをしなければならないやり方自体が間違っているのです。
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