投資に運や頭の良さは必要か?
よく「自分には運がないから」「自分は頭が悪いから」という事で投資に疎遠になっている方がいらっしゃいます。
しかしながら、私は大して運もないですし、偏差値で言うと55ぐらいの普通の人間ですが、30代で大きな財産を築く事が出来ました。じゃ運が良かったり、偏差値が70とか80だったら、もっと大きく稼げるのか?というとそういう訳ではありません。
投資には運が必要だと考える人は投資を「ギャンブル」だと捉えている事が多く、投資には頭の良さが必要だと考える人は、投資に難しい統計やテクニックを使う必要があると思い込んでいる人が多いです。でもこれは完全な思い込みです。
私だってギャンブルやれば負けますし、難しい統計やテクニック使って投資したって負けます。
つまり、こういったやり方は根本的に間違えているという事です。いいですか?「根本的に」ですよ。その考え方を根っこから変える必要があります。本来投資はギャンブルではないですし、高度なテクニックを要するものではないからです。
どう投資するのが良いのか?
では、どうすれば良いのか?という話なんですが、例えば「Aさんがそのやり方で大きく利益を出しました、でもBさんはそれと同じやり方でマイナスになってしまいました」という場合、Aさんにとっては正しいやり方だったかも知れませんが、Bさんにとっては正しくないやり方だったという事になります。
実は投資には正解というのがなくて、その人が儲かれば、それが正しいやり方だったという事になります。
なので、正しいやり方を探そうと思うと、十人十色になる訳で、自分にとって正しいやり方を探せるかどうかは至難の業になります。
しかしながら、投資の世界では「最適解」というものがあり、そのやり方であれば誰でもお金を増やす事が出来ます。「最適解」というのは、正解ではなく、もっとも適した答えという事になります。
このやり方なら運の善し悪し、頭の善し悪しは関係ありません。大卒でも中卒でも関係ありません。お金持ちの家に生まれたか貧乏な家に生まれたかも関係ないんですね。
そのやり方というのは投資の神様ウォーレン・バフェット氏が推奨する「S&P500インデックスファンドに積立て投資をする事」です。
S&P500インデックスファンドとは?
S&P500とはS&Pグローバルレーティング社が選定するアメリカの企業上位500社という風に認識して頂ければと思います。
そしてインデックスファンドというのはこの500社全部の株を買うという手法で、例えば皆さんが毎月1万円このファンド(日本では投資信託)に積立てした場合、自動的に500社に分散されます。
なのでどこの会社の株を買うか?といって企業の研究をする必要がないので、頭の良さや知識は全く関係ありません。学歴も意味がありません。
そして一旦積み立てたら、老後まで一切解約せず置いておくことです。そうすれば複利の効果で勝手にお金が増えていきます。
複利についてはこちらをご覧下さい→お金を爆発的に貯める唯一の方法
複利はあのアインシュタインが「人類史上もっとも重要な数学的発見」と言ったぐらいのパワーを秘めています。
また、ウォーレン・バフェット氏も「リッチになりたければ、財産を複利で運用する必要がある」と言っています。
長期でS&P500インデックスファンドを保有すれば勝手に複利効果が働きますので、放って置くだけで良いのです。
しがたってチャートを見て株価をチェックする必要が全くなく、毎日株価を気にする必要は全くありません。極端な話、老後まで株価を見なくてよいのです。株価が気になって仕方がない人はむしろ見ないようにした方が良いでしょう。
まとめ
・S&P500インデックスファンドに投資すれば、自動的に500社に分散投資出来るので、個別の株を分析する必要が全くない。したがって、頭の良さは全く関係ない。
・S&P500インデックスファンドに長期で積立て投資すれば複利の効果で勝手にお金が増えていくので、運の良さは全く関係ない。
複利の効果を得るためには時間が必要です。長い道のりになりますが頑張って積立て投資を続けて下さい。
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