積立投資が良いってネットに書いてあったのに負けてしまった
ネットや雑誌を見ると「積立て投資をしなさい」と書いてあります。
これに関しては私も大いに賛成です。
でも、世の中には積立て投資で失敗する人がたくさんいます。
「積立て投資」と言うのは毎月(毎週や毎日でも構いません)決まった額を積み立てていく投資法です。
聞くだけだと簡単ですよね?全然難しくないです。
でも自分勝手な方法で積立て投資をやって、周囲の人間に「ウソだ」「詐欺だ」と罵る人がいます。「自分のやり方が悪いにも関わらず」です。
では、積立て投資で失敗する典型的な例を見てみましょう。
積立て投資の失敗例
「投資対象の価格が下がってしまうと買うのをやめてしまう」
これが非常に多いのです。
毎月積立ての最大のメリットは投資対象の価格が下がった時に、安く買える事です。
恐らく多くの方が儲けを出す際に「安く買って、高く売る」と考えていると思いますが、何故か投資対象が下がった時、つまり安い時に買うのをやめてしまうんですね。投資対象の価格が下がると不安になってしまうからです。
一流投資家のほとんどが、投資対象の価格が下がると「バーゲンセール」と言って、買い増しを行います。
皆さんは例えば服を買う時にバーゲンセールで買わずに、あえてセールが終わってから買うなんてことをした事はありますか?
普通はしないはずです。
でも、株などが何とかショックでがっつり下がると買う事をやめてしまうんですね。
服を買う時と投資対象と買う時では考え方が変わってしまいます。
投資の場合バーゲンセールが来ているのに、「価格が下がっている、どうしてくれるんだ?」なんて文句を言う人もいるそうです。
服のバーゲンセールで同じ事言ってみてはどうでしょうか?自分の言っている事の愚かさに気付く事でしょう。
何かを買う時に安いに越したことはないのです。
何故積立て投資をしなければならないのかを知りましょう。
なぜ積立て投資をしなければならないのか?
まず、何故積立て投資をしなければならないか?という事ですが…
結局のところ「相場は将来どうなるか分からない」というところに尽きます。
つまりリスク(不確実性)があるという事です。
上がり続ける事が分かっていれば、最初のタイミングでドンと買ってしまうべきでしょう。
でも、過去の歴史を見ると、一方的に上がり続ける投資対象なんてありません。
必ずどこかで暴落が起こります。
先程言った通り暴落の時にしっかり安く買う事が重要になります。
しかしながら、自分が底だと思って買ったところからまた更に下がる事もあり得るので、一番底を掴むのは至難の業です。
なので、機械的に一定額をずっと積み増してて行くのが良いのです。
ずっと買っていれば底も掴む事が出来ます。
この様に毎月など一定期間に一定額を積立て投資していく方法を「ドルコスト平均法」と言います。
積立て投資に確信が持てるまで
積立て投資で負ける人は、おそらく暴落時に不安になって狼狽売りしてしまう人や、投資対象をコロコロ変えてしまう人です。
積立て投資と言えど、そんなにすぐに結果が出る訳でもないのですが、それでも暴落で不安になって売ってしまう。
投資対象が下がると別の投資対象が良いのではないかと思い、投資対象を乗り換えてしまう。つまり、今価格の高いものを追いかけて買ってしまう。
だから負けてしまうのです。勝ちたいのであれば投資対象が上がろうが下がろうが積み立て続けなければなりません。
私はドルコスト平均法で確信が持てるのは、「2度暴落して立ち直った時」と考えています。
およそ10年スパンで暴落というのは置きますので、およそ20年ぐらいはやらないと話にならないという事ですね。
2度の暴落から立ち直った時、私のお金はすさまじく増えていました。
なので皆さんも辛抱強くコツコツ積立て投資をして下さい。最低20年です。
価格が気になるようであれば、価格そのものを見ないという手もあります。
知識は教える事は出来ても、なかなかメンタル的なところは教えられないのが残念ですが、とにかく途中で止めない事です。
コメント