ちょっと慣れてきた人用のドルコスト平均法
初心者は必ず積立て投資をしなければなりません。一気に資金を突っ込んでしまうやり方は危険が大きいからです。
私のブログでも散々紹介している通り、この毎月積立てを行うドルコスト平均法は初心者がリスク分散をする上で肝になってきます。
このドルコスト平均法は価格が下がっている時も買っている事で真の効果が発揮されます。
バリュー平均法とは
価格が下がっている時も買う事でより多くの株数が積み増せるドルコスト平均法ですが、価格が下がった時により積立額を増したらどうなるでしょうか?
ちょっと例を見てみましょう
まず上側の表ですが、左側は毎月20,000円をずっと積み立てます。右側は毎月の積立額を少し抑えて(15,000円)、価格が自分が買い始めた時より下がったら積立額を増やします(30,000円)。※トータルの投資金額を合わせる為に途中25,000円が2回入っています。
価格の推移としては折れ線グラフの様になります。
まず、ずっと20,000円積み立てた場合は、買えた口数がトータルで62,300口になります。一口10円なので623,000円で投資金額620,000円なのでプラス3,000円です。
では、グラフでいう黒い横線より下の時に積立額を増した場合はどうでしょうか?
トータルで68,094口買えていますので、一定額を積み立てた場合より多くなります。
最終は10円なので、68,094円×10円=680,940円なので、プラス60,940円になります。
プラスが大きくなりましたね。ドルコスト平均法でも説明した通り、いかに下がった時も買い続ける事が重要かが分かります。
後者で述べたような、下がった時に積立額を増やす方を「バリュー平均法」と言います。
ただ、株が長期間低迷する事も考えられます。あまり積立額を増やしてしまうと途中で資金が尽きてしまうのであまり急激に増やさない方が良いでしょう。
これは投資を初めて少し慣れてきた方への投資法の紹介なので、初心者は無理せず毎月定額積立てで全然大丈夫です。
コメント