資産運用をやってみたいけど何をどうやったらいいか分からないという方も多いのではないかと思います。
そこで私が資産運用の本を読み漁った中で特に優れた書籍を紹介したいと思います。
・まずはマインド編
①「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ著
言わずと知れた投資教育の基本中の基本です。私が読む限り、日本人が書いたこの手の本は全部「金持ち父さん貧乏父さん」のパクリなんじゃないかと思うぐらい色々な書籍に影響を与えていると言って良いでしょう。
お金持ちと貧乏人のマインドの違い、考え方の違いを作者のの貧乏父さんと作者の友達の金持ち父さんを対比しながら紹介しています。
また、「資産」と「負債」の違いも貸借対照表と損益計算書を使って具体的に説明してくれているので分かりやすいです。
実際にこの本を読んで行動に移せる人は1%もいないと言われています。
本を読むだけではダメです。実際に行動に移す事が大切ですよ。
同じ著者の「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」も合わせて読む事をお勧めします。
②「できる人のお金の増やし方」リチャード・テンプラー著
内容としては本書の中に出てくる「ルール16 お金持ちに嫉妬しない。彼らから学ぶ」に集約されるのではないでしょうか?
お金持ちになる為にはお金持ちの考え方にならなければならないのです。すぐにお金持ちにはなれませんが、考え方をお金持ちにする事はすぐ出来るはずです。どっぷりお金持ちの考え方に染まってしまいましょう。
・基礎知識編
③「13歳からの金融入門」デヴィット・ビアンキ著
アメリカでは学校での金融教育が浸透していますが、日本人のみなさんは学校で金融教育を受けた事はほとんどないはずです。なので皆さんお金の知識にかんしては赤子同然です。
経済の仕組み(中央銀行の役割など)や色々な金融商品(株式、債券、オプション取引など)を中学生程度でも分かる様に口語で説明してくれていますので、「13歳から?」なんて思わずに一度読んでみて下さい。
④「池上彰のやさしい経済学1・2」池上彰著
1・2の2冊セットで読む本です。「13歳からの~」と比べると少しだけ入り込んだ内容です。
お金の誕生から経済の仕組みを紐解いていきます。
「13歳からの~」の後に読んでみて下さい。
・哲学編は3冊一気に紹介です。
⑤「敗者のゲーム」チャールズ・エリス著
⑥「ウォール街のランダムウォーカー」バートン・マルキール著
⑦「株式投資の未来」ジェレミー・シーゲル著
投資というと流行の手法があって常にそのトレンドを追いかけていく様に思う方もいるかも知れません。
または難しい手法やテクニックで周りを出し抜こうなんて考えてしまう方もいるかも多いかと思います。
「もっと儲かる方法はないか?」「手っ取り早く儲かる方法はないか?」「早く結果を出したい」という風に。
でもそんな事やっていてもいつかブームは終わり、気付いたら自分だけ取り残されていたという事が往々にしてあります。
この三冊はどれだけ歴史が移り変わろが決して変わる事のない「投資哲学」を皆さんに教えてくれます。投資をしていく上でこれが皆さんの礎(いしづえ)になっていくはずです。
投資をしていると色々な雑念が聞こえています。「~が儲かるらしいぞ」「まだそんな事やってんの?もう~時代だよ」
そんな雑念にかき乱されそうになったら、この三冊に立ち戻って下さい。「あぁそうだった。そんなやり方はダメだった」
私も投資駆け出しの頃は、テレビや雑誌、周りの友人の情報惑わされそうになりましたが、その度にこの三冊に立ち戻り基礎を築きました。
結構ボリュームのある書籍ですがどれも5回以上は読んでいると思います。本の中はマーカーだらけです。
特に三冊目の「株式投資の未来」は本当に素晴らしい本です、私の投資スタイルはこの本から非常に影響を受けました。しかしながら、内容は先の2冊より難しい内容になっていますので、⑤→⑥→⑦の順で読む事をお勧めします。
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