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投資をするのに難しい知識や勉強が必要ない理由

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皆さんが思っているより投資をするにあたって特別な知識やスキルはない!?

 

投資をする際に、「難しい知識が必要なのではないか?」「すごく勉強しなければならないのではないか?」って思っていらっしゃる方が非常に多いのですが、全く必要ありません。

 

なんでしたら、投資に関しての難しい書籍を読む必要もないですし、雑誌を読む必要もありません。ニュースも見なくて良いですし、毎日株価を確認する必要もありません。

 

何故なら、これらの情報は一過性のものであり、いちいち知る必要がないからです。

 

正しい投資のやり方というのは、どれだけ時代が変わっても、また誰がやっても同じやり方で同じような結果が出ないと正しいやり方とは言えません。

 

投資哲学というのは、もっと普遍的なものだからです。

 

誰でも同じ方法で、同じような結果が出るやり方とは?

 

では、投資において同じ方法で、誰でも同じような結果が出るやり方とはどういったものでしょうか?

 

それは「S&P500インデックスファンドに積立て投資をする事」です。

 

これは投資の神様ウォーレン・バフェット氏が自身の妻にも推奨するというお墨付きのあるやり方で、個々の家庭でお金の多い少ないはあると思いますが、お金の多い少ないに関わらず誰でも同じ手法は取れます。

 

では、S&P500インデックスファンドの有用性を見ていきましょう。

 

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S&P500って何?

S&P500というのは、アメリカの格付け会社スタンダードアンドプアーズが選定するアメリカの企業上位500社の事です。

 

S&P500インデックスファンドというのはこの500社の株を全部買うという投資信託で、つまり世界経済の中心であるアメリカの企業500に自動的に分散投資出来るという事になります。

 

何故アメリカに企業に投資するのか?日本への投資じゃダメなのか?

 

外国への投資が怖いという事で外国株を拒絶する方がいらっしますが、一度日本とアメリカの経済を比較してみましょう。

 

まず、経済規模を表す指標でGDP(国内総生産)というものがあるのですが、GDPというのは難しく言うと、その国の中で生み出された付加価値(販売価格から原材料を引いたもの)の総数の事を言います。

 

簡単に言うと、その国の中でどれだけ物が売れたか?、お金が使われたのか?その国の中でどれだけお金が動いたのか?という経済規模を表す指標なのです。

 

では、日本とアメリカのGDPと株価を比較してみましょう。

綺麗な右肩上がりですね。これはアメリカの人口は順調に推移しているためです。人口が増えれば、その国の中でお金がたくさん動くようになります。人口が1億人より2億人の方が消費が大きいですよね?また、アメリカではインフレも順調に推移していますし、世界的な企業をたくさんかかえていますので、世界の経済成長を取り込めます。

 

では続いて日本のGDPです。

1990年頃に日本のバブルが崩壊したのですが、それ以降はGDPがあまり伸びていません。ずっと横ばいです。これはバブル崩壊以降人口の増加が鈍かった為で、前述の様に人口が増えないと経済が大きくなりません。それどころか今の日本は急激な少子高齢化を迎えており、人口が急激に減っていく事が予想されている事から、高い経済成長が期待できない状態となっています。

 

では、続いて株価を見ていきましょう。

アメリカの株価が右肩上がりで推移しているのに対して、日本の株価はバブル崩壊以降日経平均10,000円~20,000円の間を推移しています。

 

GDPが横ばい、つまり経済が成長していないという事になりますので、株価は伸びて来ません。

 

投資の神様ウォーレン・バフェット氏はGDPと株価の関係について次の様に述べています。

 

「株式の時価総額は長期的にその国のGDPに収斂する」

 

日経平均は2017年以降20,000円を超えたりしていますが、これはGPIFや日銀が大量の株式(ETF)を購入しているためで、決して日本の経済が良くなっているという事ではない事を理解しておいて下さい。

 

何故、積立て投資なのか?

 

よく投資でやりがちな失敗として、儲かる話があると聞いていきなり大金をつぎ込んでしまう事です。退職金を全部突っ込んだら大変な事になっちゃったとか聞いた事ないですかね?

 

投資においては、分散投資というリスク分散を行う事が必須となってくるのですが、それは時間においても適用できます。

 

仮に今から皆さんが1年間投資をする予定で、予算は12万円あるとします。

 

この12万円を最初のタイミングで一括投資した場合と、毎月1万円を12か月続けた場合を比較してみましょう。

上の表はある投資信託の推移を示しています。

 

最初の1月は一口10年ですが、そこからみるみる価格は下がり始め、9月には最低の一口2円となり、12月にはかろうじて5円まで回復するという、仮にこういった値動きをする投資信託があったとします。実際にこんな動きをする投資信託はありませんし、1月の時点ではこの先どうなるか分からないので、あくまで仮の話として捉えて下さい。

 

では、最初の1月の時点で12万円を全投入した場合を見てみましょう。

 

1月の投資信託の価格は一口10円なので12万円で、120,000円÷10円=12,000口買える事になります。

 

その後、投資信託の価格はみるみる下がり始め、9月には最低の一口2円となっている為、12,000口×2円=24,000円でマイナス96,000円となります。凹みますよね?

 

12月には一口5円まで回復するので、12,000口×5円=60,000円まで回復しますが、依然マイナス60,000円です。

 

では、今度は毎月10,000円ずつ購入した場合を見てみましょう。

 

最初の月は一口10円なので、10,000円÷10円=1,000口買えます。

 

その後、投資信託の価格は下がっていきますが、購入口数を見て頂くとどんどん増えている事に気付きます。

 

1口2円まで落ちた9月には10,000円÷2円=5,000口買えています。

 

最終的に27,123口買えていて12月は一口5円なので、27,123円×5円=135,615円となります。

 

投資の元本は120,000円なので、135,615円ー120,000円=15,615円となり増えています。

 

投資信託の価格は最初の半値(10円→5円)までしか増えていないのに不思議ですね。

 

この様に毎月投資していって、時間的なリスク分散を行う方法を「ドルコスト平均法」と言います。

 

株価が今後どうなるかなんて、プロでも分かりません。コロナショックの様にいつ何とかショックが来るかも分かりません。なので、「儲けたい」とかそういった欲や感情を無視して、ずっと一定額を積み立てていくというのがポイントになります。

 

また、バフェット氏は「ドルコスト平均法」について以下の様に述べています。

 

設問1

 

あなたは死ぬまで毎日ハンバーガーを食べ続けたいと思っているが、牛肉の生産者ではありません。

牛肉の値段は高い方がいいですか?安い方がいいですか?

 

→答えは言うまでもなく、安い方がいいでしょう。

 

設問2

 

あなたは今後5年間の収入のある部分を貯蓄し続ける予定で、それを株式投資に振り向けます。

株価は高い方がいいですか?それとも安い方がいいですか?

 

→今度は多くの人が答えを間違えます。自分たちは当分株式を買い続ける立場なのに、株価が上昇すれば元気になり、下落すれば意気消沈するのです。これでは、これからハンバーガーを買いに行くのに値上がりを歓迎するのと同じで全くバカげています。株価が上がって喜ぶのは今から売ろうとしている投資家だけで、買い続けようとするなら下がり続ける方を喜ぶべきなのです。

 

投資していると必ず株価が上がったり下がったりします。でも、積み立てている時に株価が下がったら喜ぶべき事なんですね。

 

まとめ

 

S&P500に積立て投資をする。今後上がろうが下がろうが関係なく、ひたすら(老後まで)積立て続ける。

 

簡単な様ですが、やはり株価の変動が気になってフェイドアウトしてしまう方が多いです。

 

とにかく無心で積み立てる事、株価がどうしても気になる場合は、一切株価を見ない様に生活してみてはいかがでしょうか?

 

 

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