自分はそこそこの給料をもらっているから投資はしなくても大丈夫というのをよく聞きます。
でも、ほとんどの場合それは幻想です。
2019年に老後2,000万円問題ってありましたよね?
でもあれ本当は3,000万円だったのを、みんなビビらない様に2,000万年に抑えたとか。
2019年の段階で年金受給者の毎月の取り崩し額は6万円と言われています。
2,000万円だと2,000万円÷12か月÷6万円≒27.8年もつ計算になります。
65歳退職なら92~3歳ぐらいまで持つので今の平均寿命ならほぼほぼカバー出来るかも知れませんね。
でも、特に若い世代では将来年金がもらえるかもわかりませんし、現在の平均寿命は今よりももっと伸びる事が予想されています。
例えば、将来今よりも年金がもらえなくなるとして毎月10万円取り崩さないと生きていけないとしましょう。
2,000万円だと、2,000万円÷12か月÷10万円≒16.6年しか持ちません。
65歳退職だと81~82歳でお金がなくなってしまう計算です。全然持ちませんね。
ちなみに
3,000万円だと、3,000万円÷12か月÷10万円=25年 65歳退職で90歳まで
4,000万円だと、4,000万円÷12か月÷10万円≒33.4年 65歳退職で98~99歳まで
将来的には女性の半分以上は90歳以上まで生きるので3,000万円でも心もとないですね。
やはり4,000万円かそれ以上のお金が必要になってきます。
では例えば大卒の人が65歳までにまともに貯金で4,000万円貯めるためには毎月いくら貯金しなければならないかというと、基本的には目標から逆算して決めるのですが、
4,000万円÷12か月÷43年(65歳ー22歳)≒78,000円となります。
独身ならともかく子育て世代や住宅ローンを抱えている方なんかは絶望的な数字ではないでしょうか?
貯金だけで老後の蓄えをする事はかなり厳しい事なのです。
なので貯金だけで大丈夫という考えは甘いんですね。
例えば、毎月2万円貯金をしてそのお金を年利5%で運用したとしましょう。
まともに貯金だけしていると1,032万円になりますが、毎年5%で運用すると約3,357万円になります。
なんでこんなに増えるかっていうのは複利の効果を知らなければなりません。
複利についてはこちらを参照→2020今年こそお金を増やしたい人必見!これを知れば誰でもお金持ちになれる!?
ちなみに5%というのは安全な数字で、実際世の中ではそれ以上で回っているものはいくらでもあります。
預貯金だけだと老後のお金が貯められない事はお分かりいただけたでしょうか?
日本に住む殆どの人にとって投資、資産運用は不可欠なものになります。
楽観視せずに、一度目標値から逆算してみて今のペースだとどれぐらいお金が貯まるか計算してみて下さい。
まずは現実と理想のギャップを把握するところから始めましょう。おのずと資産運用の必要性が見えてくるはずです。
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