投資をやってみたけど何やっても損してしまう、何やっても上手くいかないという方も多いのではないでしょうか?
何故かというとやり方が間違っているからです。
例えば株でいうと、安い時に買って、高い時に売る。
為替でいうと、円高の時に買って、円安の時に売る。
これが「投資」だと思っている方も多いのではないかと思います。
だから負けてしまうんですね。
まずは「投資」と「投機」の違いから知りましょう。
Wikipediaではこのように書いてあります。
投資とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す。
投機とは、短期的な価格変動の目論見から利ザヤを得ようとする行為。
基本的に投資というのはすぐに結果が出る事は少なく、長期的に考えるものになります。逆に投機は短期で結果が出やすくなっています。
なので冒頭で言った「株が安い時に買って高い時に売る」とか「円高で買って、円安で売る」という手法は「投機」になります。
でも実は億万長者と言われる人達って「投機」はやってないんですね。
投資の神様ウォーレン・バフェット氏は「10年間株を持ち続ける勇気がないなら、10分でも株を持とうなどと考えてはいけない」と言っています。
また、彼の会社バークシャーハサウェーの株主総会で彼は「理想の保有期間は永遠だ」と言っています。
つまり、バフェット氏は最低10年、出来れば20年、30年延々と株を持ち続けたいと考えている訳です。
ところが投資(実際のところ投機)で失敗している人はどうでしょうか?
毎日株価を気にして、上がっては売り下がっては買いを繰り返し、そのうち短期的な暴落が来て一気にドカンと持っていかれて失敗してしまう人が多いのではないかと思います。
まだ何とかショックを経験していない人も、「投機」はそのうち痛い目にあいますのでやめた方が良いかと思います。
かくいう私もリーマンショックの時大損しています。
リーマンショックの前は結構上げ相場で誰でも勝てたんですね。自分は天才なのではないか?とも思っていました。
でもリーマンショックが来て今まで勝っていた分も吹き飛ぶぐらい大損をこきました。その時は底なしの様に株価が下がっていって、これ以上は損できないと思い、笑ってしまうぐらい安い金額で株を手放してしまったのです。
俗にいう「コツコツドカン」ってやつですね。コツコツ利益を出していても、一回の暴落で全部どころかそれ以上に持っていかれるという次第です。
そんな頻繁に売買していても、売買手数料で確実に儲けているのは「証券会社」で、我々は売買手数料の分確実に損していく訳です。
ところが億万長者になった人のほとんどは、「複利」という仕組みでお金を増やしています。
複利の仕組みはこちらでご覧下さい。2020今年こそお金を増やしたい人必見!これを知れば誰でもお金持ちになれる!?
複利というのは、受け取った利子や配当もう一度再投資して元本そのものを増やしていく方法です。
例えば株式の場合、半年か四半期ごとに配当が出ますが、そのもらった配当でもう一回同じ株式を買う訳です。
そうすると株数そのものが増えます。株数が増えるので次期にもらえる配当が増します。つまり配当利回りが複利になっていく訳です。
株価は何年たっても上下20%ぐらい普通に動きます。が、一度積み上げた株数は絶対に減りません。
ここがポイントなんですね。「一度積み上げた株数は絶対に減らない」
株価の上下で儲けるのはなくて、株数そのものを増やして儲ける訳ですね。
なので、優良な株を買うという問題をクリアー出来ればあとは寝て待っているだけで良いのです。
先ほどのバフェット氏の手法は「バイ&ホールド」という名前で知られています。投資で上手くいっていない方がいらっしゃいましたら、短期的な株価の値動きで一喜一憂せず、ずっしりと構えて長期保有してみてはいかがでしょうか?
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