子供が小さいとなかなか働くことも出来ないし、子供の教育費や自分の老後の蓄えが全然出来なくて不安を感じている方も多いのではないかと思います。
何とか不労所得を得たいという事で、株のデイトレードやFX(外国為替証拠金取引)に手を出したけど全然上手くいかなかったなどという話をよく聞きます。
それも当然です。それはやり方を間違えているからなんですね。
実は株のデイトレードやFXでお金を儲けるやり方は素人には不向きです。プロでも勝率6割の世界ですから素人がやったら、お金が飲まれるのは当たり前です。プロと皆さんではそもそも資金力が全然違います。
実は初心者であっても経験者であっても、投資は長期的なスパンで臨まなければなりません。
実際に億万長者と言われている方はじっくり運用方が多いです。何故かというと、ある仕組みを使ってお金を増やしているからなんですね。
その仕組みとは「複利」です。この複利を使えばゆっくりですが、確実にお金持ちになる事が出来ます。
「計画的な貯蓄によって時間はかかるが確実に豊かになれるという原理は、奇跡の様な『金(かね)の複利効果』によるものだ。あのアルバート・アインシュタインも、金利の複利効果は「人類が発見したもっとも重要な数学的発見だ」と言っている。これは言葉で聞くと難しそうに響くかもしれないが、要するに投資の元本だけではなく利子もまた、再投資に回せば同じ率で増殖し続けるという事を言っているに過ぎない。」
これは名著「ウォール街のランダムウォーカー(バートン・マルキール著)」からの抜粋ですが、彼も複利を使えば「確実に豊かになれる」という風に言っています。
確実に豊かになれるのですから、あとはやるかやらないかだけです。
「出来るか出来ないかではない、やるかやらぬかだ」by ヨーダ
ヨーダん(余談)でしたが、複利の仕組みを見ていきましょう。
金利の付き方には「単利」と「複利」の2通りがあるのですが、それぞれの特徴を見ていきましょう。
上の表は元本100万円を単利10%で運用した場合と、複利10%で運用した場合の1年ごとの推移が書いてあります。
まず、単利ですが
1年目 110万円
2年目 120万円
3年目 130万円
4年目 140万円
5年目 150万円
という風に10万円ずつ増えています。
これは最初に預けた100万円の10%の10万円が利息として乗っているからで、以後もずっと10万円が乗り続けます。
今度は複利です。
1年目 110万円
2年目 121万円
3年目 133万円
4年目 146万円
5年目 161万円
という風に増えていきます。単利よりちょっと増え方が大きいですね。
これは何故かというと複利は乗っかった利息にも利息が乗るからなのですね。
単利は何年経っても最初に預けたお金にしか利息は付きませんが、複利は利息も巻き込んで利息が乗っかっていくので、徐々にですが複利の方が増えてきます。
特筆すべきは10年以上、特に20年、30年と経ったころです。
単利は
10年目 200万円
20年目 300万円
30年目 400万円
40年目 500万円
50年目 600万円
となっていますが、複利は
10年目 259万円
20年目 672万円
30年目 1,744万円
40万円 4,525万円
50年目 1億1,173万円
となっています。
グラフで見ると以下の通りです。
単利と複利では、時間が経てば経つほどすごい差が広がっていますね。確実にお金持ちになれると言っていた理由も分かるかと思います。
また、投資の神様ウォーレン・バフェット氏も次の様に言っています。
「リッチになりたければ、財産を複利で運用する必要がある」
「必要がある」っていうところがポイントですね。
一般人がお金持ちになるためには「複利」を使うほかありません。
何に投資したらいいか分からないという方は
「三菱UFJ国際:eMaxisSlim米国株式(S&P500)」
「SBI証券:SBIバンガードS&P500インデックスファンド」
のどちらでも良いので毎月積立て投資を行って下さい。
子育て世代の方は今は苦しいかも知れませんが、内職や節約で毎月5,000円でも10,000円でも良いので投資資金を作って下さい。
その5,000円、10,000円で将来が大きく変わるはずですよ。
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