家計簿を付けて毎日ため息を付いている主婦さんもいらっしゃるのでしょうか?
このままのペースで貯金していても、絶対老後のお金が足りない!何とかしなきゃ!
でも資産運用は怖いし…っていう方も多いと思います。
でも、そんな主婦さんにお勧めの投資方法があります。
あの投資の神様ウォーレン・バフェット氏も自分の妻に勧める投資法なので間違いないやり方です。
それはアメリカのS&P500というインデックスファンドに積立投資する事です。
「え?アメリカの株?何か良く分からないから怖い」って思われるかも知れませんね。
ではまずなぜ投資の中心としてアメリカが良いのか?という事なんですが、次のグラフを見てみましょう。
これは1980年からの日本、アメリカ、中国、インドのGDPの推移です。
GDPというのは国内総生産の事です。難しく言うとその国の中で生み出された付加価値の総数なのですが、簡単にその国の経済規模を表す指標と思って頂ければ良いです。
バフェット氏はGDPと株価にについて次の様に言っています。
「株式の時価総額は長期的にその国のGDPに収斂する」
収斂というのは同じ方向に進んでいくと思って頂ければ良いです。つまりGDP(経済規模)が膨れ上がれば、おのずと株価も上がっていくという事になります。
グラフの中で日本はどうでしょうか?バブルが崩壊してからずっとGDPは横ばいです。しかもこれからどんどん人口が減って苦しくなるでしょう。つまり日本の株は投資対象にしない方が良いという事になります。
もちろん日本の企業の中には世界的に競争力もあって株価が伸びていく会社もあるでしょう。でも普通の主婦の方がそういった会社を引き当てるのは不可能です。なので投資の中心としてはまずGDPが堅実に増えているアメリカを考えるべきです。
次にS&P500インデックスファンドが良い理由ですが、S&P500というのはS&P(スタンダード&プアーズ)社が選定したアメリカ企業上位500社と思って下さい。投資対象はアメリカ企業のみになります。
インデックスファンドと言うのはアクティブファンドと対比されます。まずファンドというのは「ある目的のためにみんなから集めたお金」の事ですが、日本では投資信託と言われます。投資信託はファンドマネージャーというプロが運用します。主な違いは次の通りです。
アクティブファンド…ファンドマネージャーが株式(会社)を選択して買う。
インデックスファンド…日本でいうと日経平均、アメリカでいうとダウ平均などを構成する企業の株式を全部買って市場平均を狙う手法。パッシブ(消極的)ファンドとも言う。
アクティブファンドの方が一見積極的に運用して儲かりそうな気がしますが、投資の世界ではプロでも市場平均になかなか勝てないと言われています。インデックスファンドに勝っているアクティブファンドは2~3割ぐらいしかないという厳しい現実があります。7~8割のファンドは負けて消えていってしまうんですね。
プロでも厳しい世界になるので、初心者は市場平均を狙うインデックスファンドで運用すべきです。
その先本気で勉強する気があるのであれば、個別株や新興国株に投資してみるのもよいと思いますが、勉強している間にも大切な時間は過ぎていきますので、まずは少額でも良いので毎月コツコツ積み立てて下さい。
現在(2020年1月現在)日本でS&P500を扱うインデックスファンドは
三菱UFJ国際 e-Maxis slim 米国株式(S&P500) 信託報酬0.0968%/年以内
SBI証券 SBIバンガードS&P500インデックスファンド 信託報酬0.0938%/年程度
です。どちらも信託報酬(運用機関が持っていく運用の手数料)が0.1%を切った優秀なファンドですのでどちらでもOKです。
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