資産運用したいけど、お金がないから出来ないという方も多いと思います。
まずは資産運用するための元手を作らなければなりません。多くの方がお金持ちになるには収入を上げる事だと考えていますが、名著「となりの億万長者」(トマスJスタンリー、ウィリアムDダンゴ著)には次の様に書いてあります。
「億万長者を3つの言葉で表すと『倹約、倹約、倹約』である。」
高級車に乗って、高級ブランドに身を包み、高級住宅街で住んでいる人を億万長者だと思っている方が多いですが、実はまったく逆です。
実はそういう方は収入が多いかも知れませんが、出費も多いので本当のお金持ちでない場合が多いです。
入ってきた分、使ってしまうので手元にお金が残らないんですね。よく年収1,000万円でも貯蓄がないというのを聞いた事があるのではないでしょうか?この事からも収入の高さがお金持ちになるという事に必ずしも直結しないという事が分かります。
一方、本当の億万長者は、普通の車に乗って、ファストファッションで、賃貸に住むことが多いです。
何故なら、自動車や衣類、住宅は買った瞬間から価値が落ちていくものだからです。
なんちゃって億万長者はそういったいわゆる「見栄」を張る為のお金を必死で稼いで、消費します。
ところが本当の億万長者は「見栄」を張るよりも、将来お金の心配をしなくて済む事の方が重要だと考えます。
なので、自動車や衣類、住宅よりも、将来値上がりが期待できる株や不動産(自分で使う為のものではない)に投資します。
まず「見栄」を張る事はやめましょう。それでだいぶ出費が減らせるはずです。
この様に如何に出ていく方(支出)を減らすかというのがポイントになってきます。そして削った支出を最大限資産運用に回して下さい。
しっかり家計簿を付け、どんどん家計の無駄を省いていって下さい。
また、人間は自分に非常に甘いです。貯金をしようとしていても、ついつい使ってしまうんですね。
現在ではインスタやツィッターに代表されるように、人間というのは「承認欲」が強いです。
「他人に認められたい」「まわりから、うらやましいって思われたい」「リア充って思われたい」という風に見栄を張るためのお金をどんどん使ってしまいます。
そういったものは一瞬の満足感は得られますが、長くは続きません。自分を満足させるためにどんどんお金を消費します。
なので一向にお金が貯まりません。そういった方には強制貯金をお勧めしています。
先に2万円なら2万円、収入が入った瞬間に強制的に貯金してしまうのです。そして残ったお金で生活をします。
月収30万円あるから月30万円使ってしまう訳で、月収28万円しかなければ28万円しか使わないのです。
最初から2万円はないと思って生活して見てみて下さい。家計簿と合わせて強制貯金を行えば、「あれは安くならないのか?これは安くならないのか?」「中古で済ませる事はできないのか?」「これは本当に必要なものなのか?」「費用対効果はどれぐらいか?」など色々考えが浮かんできます。
明治時代の投資家「本多静六氏」は「四分の一天引き貯金法」という方法で大きな財産を築きました。
手取りの4分の1を強制貯金をしていたんですね。かなり窮屈な生活をしていたようですが、彼はその後に「日本の公園の父」と呼ばれるぐらい、多くの公園の設置に多額の寄付をするぐらい財産を築いています。
収入の25%は無理としても、手取りの10~15%ぐらいは資産運用に回る様に努力してみて下さい。
お金はないのではなくて、作るものなんですよ。
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